Q1.災害時は緊急避難場所にいったほうがよいですか?
A1.「避難」とは「難」を「避」けることであり、学校などの緊急避難場所に行くことだけが避難ではありません。既に安全な建物にいる場合は自宅での屋内安全確保(在宅避難)や、安全な親戚・知人宅への避難(分散避難)などを含めて、最も安全な避難方法を事前に考えておきましょう。
Q2.普段からできる防災対策にはどんなことがありますか?
A2.家庭や地域、職場で、ハザードマップにより地域の危険性を確認し、避難場所、避難経路、緊急時の連絡方法について、よく話し合っておきましょう。
また、スマホで防災アプリをダウンロードするなど、いつでも気象・防災情報を収集できるよう準備するとともに、地域や職場で実施される防災訓練に積極的に参加しましょう。
さらに、食料品や飲料水等の備蓄や非常時の持出品を準備し、足りないものや期限切れのものがないか定期的に確認して、必要に応じて補充しましょう。
Q3.緊急避難場所・避難所の違いは何ですか?
A3.災害時の避難先には、命を守る事を最優先に災害の危険から逃れるための「緊急避難場所」と、自宅が被災して帰宅できない場合に一定期間避難生活を送るための「避難所」を指定しています。
緊急避難場所は、災害の種別ごとに屋内又は屋外の空間(広い公園や人場、学校のグラウンドなど)を指定しています。避難所は、災害の種類に関わらず、小学校や中学校などを指定しています。
Q4.どの緊急避難場所・避難所にも避難できますか?
A4.神戸市では、それぞれの緊急避難場所・避難所に避難する地域の「めやす」として、小学校区を基本として設定しています。災害時は「めやす」に関係なく、どこでも緊急避難場所・避難所に避難できます。
Q5.緊急避難場所・避難所が知りたいです。
A5.毎年6月配布の「くらしの防災ガイド」のほか、神戸市ホームページ「災害時の避難所」に掲載していますのでご確認ください。
災害時は、準備のための時間がありません。日ごろから、お住まいの近くの避難所をいくつか確認してください。また、実際に避難するときに慌てないよう、避難経路についても家庭や地域で話し合っておいてください。
Q6.避難所での感染症対策はどうなっていますか?
A6.避難所を開設する際は、①3密(密閉・密集・密接)を避ける、②一般避難スペースと体調不良者のスペースを分離する、③手指消毒など基本的な健康管理を徹底する、に留意します。
避難所では、受付でアルコール消毒や検温のご協力とともに、健康観察表のご記入をお願いします。マスクの着用は任意です。
受付できた方から、避難スペースに入場しますが、避難場所の密を避けるため、一人当たりの占有スペースを十分に確保しています。このとき、体調不良者は別のスペースに案内しています。
また、避難状況により、十分なスペースの確保が困難な場合に備え、間仕切りなどの物資を備えていますが、市民の皆様も、災害に備え、消毒液・体温計・マスクなどを日頃から持ち出し品として準備することをお願いします。
なお、3密を避ける観点から、避難場所への避難のほかに、自宅が安全な場合は「在宅避難」、親せきや知人宅など安全な場所がある場合は「分散避難」を含め、普段から最も安全な避難方法を確認し、災害時には早い段階の避難行動をとっていただくようにお願いします。
【関連リンク】
くらしの防災ガイド(神戸市HP)
「くらしの防災ガイド」について教えてください(全般・洪水)
「くらしの防災ガイド」について教えてください(内水はん濫・高潮・土砂災害)
「くらしの防災ガイド」について教えてください(地震・津波)
【問い合わせ先】
・くらしの防災ガイド全般、土砂災害 建設局防災課
・洪水 建設局河川課
・内水はん濫 建設局下水道部管路課
・高潮、津波 港湾局海岸防災課
・ため池 経済観光局農政計画課
・地震、避難 危機管理室