旧ハンター住宅は、もと神戸市中央区北野町3丁目にあった建物で、1963年(昭和38年)に現在地(神戸市立王子動物園内)に移築されました。神戸市内でも最大規模の異人館の1つです。
最初に建てられたのがいつかははっきりとわかっていませんが、1889年(明治22年)頃、ドイツ人のA.グレッピー氏が英国人の技師に依頼して建てられたものといわれています。1907年(明治40年)、英国人のエドワード・ハズレット・ハンター氏が北野町背後の高台に居宅を建てるにあたって買い取り、改造して、現在にみる建物に仕上げています。
その後、1952年(昭和27年)から料理旅館として使われていましたが、1961年(昭和36年)に旅館の廃業に伴い、解体されることになりました。学識経験者や建築家・市民による保存運動が高まる中、兵庫県が買い取り、神戸市の王子動物園内の一角(現在の場所)に移築・保存されました。1966年(昭和41年)6月には、国指定重要文化財(建造物)に指定されています。現在、神戸市所有で、文化スポーツ局文化財課が管理しています。
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旧ハンター住宅
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