ケミカルシューズとは塩化ビニール等の合成樹脂を使用した靴です。
1868年の開港以降、神戸では生ゴムの輸入と共にゴム工業が盛んに行われました。
大正時代にはゴム靴の製造が始まり順調に発展してきましたが、1945年頃からゴムの配給を受けられなくなった中小メーカーは様々な材料で靴を作るようになりました。
その中で、1952年頃誕生したのが、塩化ビニール等の合成樹脂を使用したケミカルシューズです。
その後、素材の開発や製法技術の改善、デザインの向上等により、神戸のケミカルシューズ産業は今日に至るまで大きく発展してきました。
現在神戸では、ケミカルシューズを始め本革を含む様々な材料からファッション性豊かな靴が作られています。2014年3月には、地域団体商標として「神戸シューズ」が認定される等、引き続き日本の靴業界をリードしています。
【関連リンク】
神戸のケミカルシューズ(神戸シューズ)
https://www.city.kobe.lg.jp/a96559/kanko/fashion/kobechemicalshoes/index.html