ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン、コプラナーポリ塩化ビフェニルという3種類の物質群の総称で、強い毒性を有することで問題となっています。
現在、環境中で検出されるダイオキシン類はゴミ焼却場等における焼却に由来するものが大半です。すでに使用が中止された除草剤や塩素漂白に由来するもの、さらには、過去に使用されていたPCB製品等に由来するものもわずかにあります。
ダイオキシン類は水に溶けにくい性質をもっているため、河川等にはあまり存在しておらず、またたとえ存在していてもほとんど濁りの成分にくっついているため、通常の浄水処理でほとんど除去されます。