「里親」とは、保護者と暮らすことができない子どもを、家庭に迎えて養育してくださる方です。
里親制度は、児童福祉法に基づいて、里親登録されている方に子どもの養育をお願いする制度です。
自分の家庭に戻れるまでの間、または18歳まで(必要な場合は20歳まで)子どもを養育していただく養育里親のほか、養子縁組をして養親となることを希望して養育していただく養子縁組里親等があります。
■里親になることを希望される方は
こども家庭センターで詳しい説明をさせていただきますので、事前に電話連絡のうえ日程調整をお願いいたします。里親になるには、特別な資格は必要ありませんが、
①子どもの養育に理解や熱意があること
②研修を受講していただくこと
③経済的に困窮していないこと
④成人として十分な判断能力があること
⑤児童虐待や児童の福祉に関して不適切な行為をしたことがないこと
が要件になります。
まず、研修を受講していただいた後、必要種類を提出していただき、こども家庭センターの里親担当職員が家庭訪問するなどの手続きを経て、里親として登録されます。里親登録後、保護者と里親の意向などをお聞きしたうえで、個々の子どもの状況に応じ、望ましいと思われる里親家庭へ、こども家庭センターから子どもの養育をお願いいたします。
■子どもの養育について
・子どもの養育を里親へお願いしている間は、こども家庭センターの里親担当職員や里親支援機関等が里親や子ども、保護者の支援を行います。困ったことがあれば、気軽にご相談ください。
・養育費として、子どもの生活費、里親手当、学校教育費、子どもの医療費などが公費で支給されます。
・万一、養育中に子どもが事故にあったり、他者の物品を壊したり、怪我をさせるなど、里親に賠償責任が発生する場合に備え、「里親賠償責任保険」に加入することができます。
・里親相互の交流に向けて、「神戸市里親会」が結成され、研修会やレクリエーション行事などの開催や機関紙の発行などを行っています。
<問合せ先>
こども家庭センター 電話078-382-2525